Gerontology Research Group

「生きる」を、問う。

人口増加が著しい現代において、国際社会は食糧安全保障や医療インフラの未発達といった大きな課題に直面しています。そんな現代において重要なのが、すべての人にとって生きやすい「社会インフラストラクチャの設計」です。
ジェロントロジーは「個(個人のエイジング:加齢)」と「地域社会」の両面から諸問題の解決に取り組む学問領域。私たちは、ジェロントロジーの知見を活かした地域包括ケアシステムの構築を模索しています。

あなたの人生観を教えてください。

この部分には、代表からのメッセージが入ります。
自社のコンセプトや理念など、大切にしていることについて説明しましょう。お客様に一番伝えたいことを書くことをおススメします。自社のコンセプトや理念など、大切にしていることについて説明しましょう。お客様に一番伝えたいことを書くことをおススメします。

株式会社サンプル
代表取締役社長 山田太朗

プロジェクト概要

プログラム責任者永野 聡(立命館大学産業社会学部・教授)
ターゲット60歳以上の高齢者(※60歳未満の方には現在の生活を想定して回答していただく) 
内容ACPツールキットの開発を通じた、急激な少子高齢化・人口減少に伴う社会課題(医療崩壊、多死社会など)の解決。ゲームを通じて自分の最期についても考えていただく機会を作る。
目的・ゴール○結果を医療従事者と共有し、より良い医療現場の創出を実現する。
○人生の中での経験と最後の希望との関係を明らかにすることで、どのような要因が希望に関係しているかということへの理解を深め、論文として発表することで社会に貢献する。
共同研究MIT Age Lab

本研究室の担当研究者

Ben Waber

MIT Media Lab 客員研究員 / (一社)ピープルアナリティクス&HRテクノロジー協会名誉理事 ほか

メッセージ

あああ

Ben Waber, CEO of Humanyze, wearing one of the company's sensors. (Robin Lubbock/WBUR)

ACPツールキットの開発目的

  • 「人生の最終段階における意思決定」を考えるきっかけを創出すること
  • 「人生の最終段階における意思決定」にまつわる情報をACPと共有すること
  • 生きた証を、記憶として後世へ残すこと

研究方法

研究方法

【基礎】ACPツールキットの開発と検証
    ▶︎被験者(高齢者限らず)の「人生の最終段階における意思」抽出
【展開】「高齢社会」に向けた社会インフラストラクチャの設計
    ▶︎抽出した情報のACPへの還元

【応用】“意思の痕跡”を集め、記録し、再現する
   ▶︎主人公の意思やメッセージなど「生きた証」を抽出し保存、記録する。record
   ▶︎保存された記録から「意思の痕跡」を再現し、幻想的なコミュニケーションチャンネルによって「不在の存在」を構築する。remember

現代の日本社会において、急激な少子高齢化と人口減少はさまざまな社会課題を誘発しています。日本の倍加年数(少子高齢化の速度)は、欧米と比較して異例の速さで進むと同時に、日本の人口減少*も著しい一方で、平均寿命は延伸傾向にあり2065年(42年後)には現役世代 1.3 人で 1 人の 65 歳以上の者を支える社会が予測されています。

*総人口が一億二千万人だった2023年から、2065年(42年後)には9,000 万人を割り込む見込み

そうして誘発された地方の衰退のほか、「老老介護」「認認介護」が社会課題とされる日本において、政府は「65歳以上を一律に「高齢者」と見る一般的な傾向はもはや現実的なものではなくなりつつある」と指摘。「70歳やそれ以降でも、意欲・能力に応じた力を発揮できる時代」に向けて取り組むとしている一方、医療現場や福祉の現場が逼迫している現状があります。

そうした中で、この研究は志摩市のとある医療関係者の声がけでスタートしました。

2025年06月05日
永野ゼミナール