MIT AgeLabと連携を加速!アメリカでワークショップ第二弾を開催(2024年1月)

ジェロントロジー研究班(永野ゼミ5期生)は2024年1月28日より、永野ゼミが取り組む対話型ワークショップをボストン(アメリカ合衆国)にて開催しました。あわせて、滞在期間中にマサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者の皆さんと「ジェロントロジー(老年学)」「ロンジェビティ・エコノミー(長寿経済)」双方の研究領域にまたがる学術交流を行いました。この取り組みは、本研究室(衣笠総合研究機構)とMIT AgeLabが締結したAcademic Exchange Agreement*に基づく取り組みで、2023年に引き続きアメリカにおける二度目のワークショップとなります。
*2023年締結

Tの字になりきるゼミ生、ボストンにて。

夜のボストンに到着した私たちは、明日の研究発表・意見交換に備えて、会議資料やプレゼンテーションの準備に取り掛かりました。議論は深夜にまでおよび、次の日の朝もホテルのカフェテリアで出発直前まで改良を重ねます。

その後、徒歩でホテルからMITまで向かうとAgeLabのLucas研究員が出迎えてくれました!Labの中を案内してもらう中で、これまでの研究成果を紹介していただき、これから迎える未来を見据えた質疑応答にも答えていただきました。

案内中、Innovation Studioでパネルディスカッションも

その他にも、全面ホワイトボードのミーティングルーム(会議室)や、高齢者の五感による運転を体験できる自動車シミュレーターなど、さまざまな研究に触れられて良い刺激をいただきました。その足で、昼食をとりながら意見交換をするランチミーティングの会場へ。

大きなモニターをはさんで、対面でランチミーティングに臨みます!

いよいよ、ランチミーティングです。英語での学術交流にワクワクドキドキしています。
人によってはドキドキドキドキ???

まず、MIT AgeLabの研究をご紹介いただきました。
最先端の研究に触れられて、たくさんの学びを得ました。

次に、ジェロントロジー研究班の番です。
この日の朝まで調整していた発表はうまくいき、大変興味を持っていただくことができました。

お互いの研究内容を紹介した後に、Q&Aの時間がありました。
出張メンバーほぼ全員から質問が出るなど、活発な交流の様子が伺えました!

ただ、ランチで提供されたサンドイッチはどれも大きく、付け合わせ(?)のポテトチップスまで手が伸びなかったメンバーが大半でした。残りはメンバーが美味しくお持ち帰りさせていただきました🍿

そして、今回の目的の一つであるワークショップへ!

私たちは、「生きる」というポジティブなアプローチを通じて「人生の最終段階における意思決定」を支援する研究に取り組んでいます。その一環で、これまでどう生きてきたのか、これからの人生をどう生きていくのか、最後をどう迎えたいのか等について、対話を重ねて考える。その手がかりを探るため、今回は英語圏の被験者の方にご参加いただきました。

今回の出張では、私たちが開発した対話を促すためのACPツールキットを実際に使ってもらい、仮説検証を行いました。ワークショップは英語で行うため、英語仕様に改造してあります。日本語とほぼ同じ構成のため、日米比較ができるという点においても、今回の米ボストン出張はとても大きな意味を持ちます。

ワークショップは、AgeLabの研究者の皆さんが見学に来てくださります。毎ワークショップ後フィードバックをいただくだけでなく、それがディスカッションにまで発展し、単なるフィールドワークに留まらない気づきを得ることができました。

ワークショップの様子。大勢の研究員が見守っています

こうして数日間、双方の研究者による学術交流やワークショップ、意見交換などを経て、私たちはさまざまな学びを得て帰国の途につきました。滞在中、本当にいろんな出来事がありましたが、出張全体を通じてさまざまな出会いに恵まれ、大収穫だったと言えるでしょう。

今回の出張では、ジェロントロジー(老年学)研究班として次なる展開を見据えた新しい示唆を得ることができました。とりわけ、昨年度に続くMIT AgeLabとの継続的な研究交流と米国ワークショップを開催できた意義は大きく、次なる研究へ発展させる重要なヒントを持って帰ることとなりました。今後は、このワークショップで得られた示唆と、 AgeLabの研究者の皆さんからのフィードバックをもとに、さらなる改良と発展へ繋げていきます。

文責:永野ゼミ ジェロントロジー班5期生